脱毛石鹸の効果
銀座カラーのような全身脱毛サロンに通っていても、脱毛施術が終わるまではムダ毛の自己処理が必要です。
ムダ毛の自己処理用のグッズで、最近よく耳にするものに『脱毛石鹸』というものがあります。
脱毛石鹸と聞くと、泡立てて使うだけでムダ毛が無くなるような印象を受けますが、実際のところどうなのでしょうか?
脱毛石鹸の効果は、正確には、ムダ毛の発生を抑える抑毛効果(よくもうこうか)が主なものです。
なかには除毛効果を持つものもありますが、これは脱毛クリーム(除毛クリーム)とか脱毛スプレーと同じで、ケラチンを分解するチオグリコール酸カルシウムが配合されている効果によるものです。
脱毛石鹸の抑毛効果は、基本的に2つの成分によってもたらされています。イソフラボンと、ブロメラインです。
イソフラボンの抑毛効果
イソフラボンの抑毛効果については既にご説明しましたが、イソフラボンは植物性女性ホルモン(エストロゲン)とも呼ばれるもので、ホルモンバランスを改善します。
具体的には、ムダ毛の発生の原因となる男性ホルモンの量を相対的に減らすことで、抑毛効果を得るというものです。
イソフラボンは大豆などマメ科の植物に多く含まれている天然由来の成分ですので、身体への負担が少なくて済みますす。比較的安全に抑毛効果を得ることができるわけで、普段使う石鹸に配合して、ムダ毛の処理の助けにするというのは合理的な考え方だと思います。
ブロメラインの抑毛効果
もう一つが『ブロメライン』です。
ブロメラインは、タンパク質分解酵素の一種で、パイナップルに多く含まれている成分です。
酢豚などの肉料理にパイナップルが入っていることがありますが、これはパイナップルに含まれるブロメラインがお肉のたんぱく質を分解して、柔らかくする効果を期待しているのです。
ムダ毛もタンパク質(ケラチン)でできていますので、ブロメラインを配合することで、体毛の成長を抑える効果が期待できます。最近、「パイナップルなんとか〜」という脱毛関連の商品が良く販売されていますが、こちらもブロメラインの抑毛効果を狙っているものです。
ただし、お肌そのものも(もっと言うと人間の体そのものが)タンパク質を主成分に構成されているものですので、人によってはお肌に影響が出てしまう場合もあります。脱毛石鹸を使うときには、パッチテスト的に、事前に部分的に試したうえで、本格的に使い始めるようにしましょう。
脱毛石鹸の効果まとめ