脱毛クリーム(除毛クリーム)を使用する時の注意点
脱毛クリームは、正式には除毛クリームと呼ばれます。いわゆる脱毛クリームと呼ばれる商品の裏には、必ず「除毛クリーム」と記載されています。
ムダ毛の自己処理方法としては、一般的には抜くか剃るかがメインですが、脱毛クリーム(除毛クリーム)はムダ毛を溶かすという第3の手法です。
体毛の構造でも説明しましたが、人間の体毛(ムダ毛)の主成分はケラチンというタンパク質です。
脱毛クリーム(除毛クリーム)は、チオグリコール酸カルシウムがケラチンを分解する性質をもつことを利用したものです。
脱毛クリーム(除毛クリーム)の要注意成分
脱毛クリーム(除毛クリーム)の使い方自体は非常に簡単です。
ムダ毛を自己処理したい部位に脱毛クリーム(除毛クリーム)を塗って3〜5分放置。すると、ムダ毛がばらばらに溶解して、お湯で洗い流すとすっきりキレイになるという仕組みです。
毎日使うには、カミソリなどよりもかなり費用がかかってしまいますが、コストの問題がクリアできれば、脱毛クリーム(除毛クリーム)の方が良いかも?と考えてしまう人もいるかも知れません。
ただし、脱毛クリーム(除毛クリーム)の成分には要注意です。
ムダ毛を溶かす作用の主成分、チオグリコール酸カルシウムそのものは、肌への負担がそれほど大きくは無いと言われています。しかし、チオグリコール酸カルシウムの働きを高めるためにアルカリ剤が配合されています。
このアルカリ剤が肌にかける負担は大きく、要注意です。
脱毛クリーム(除毛クリーム)のメーカー注意書き
脱毛クリーム(除毛クリーム)には、必ずメーカーからの注意書きが記載されています。使用前に必ずパッチテストを行うこと、指定時間以上、塗ったまま放置しないことなどです。
また、基本的に毎日の使用は推奨されていません。製品によって指定時間は異なりますが、およそ72時間程度は間隔をあけて使用するように指定されています。
脱毛クリーム(除毛クリーム)は緊急用と考えておくと良いです
脱毛クリーム(除毛クリーム)は短時間でしっかりムダ毛を取り除くことができるので、実際に使ってみると、とても便利なことが分かります。
ただし肌への負担は比較的大きく、毎日の使用は難しいものであることも理解しておく必要があります。
総合的に考えると、脱毛クリーム(除毛クリーム)は時間が無い場合の緊急用と考えておいた方が良いでしょう。日常のムダ毛の自己処理は、やはりカミソリを正しく使うことがおすすめです。